農園だよりDiary

2019年1

2019.01.09
明けましておめでとうございます。

新しい年を迎え、皆様にはご健勝の事とお慶び申し上げます。
本年も皆様のご期待にお応えできるよう、励んで参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

新年を迎え、元日恒例の阿蘇神社初詣に伺いました。「熊本地震」翌年の29年元日は楼門や拝殿、その他沢山の建物が倒壊し、規制線が張られ立ち入り禁止状態でした。我が家も、とうとう初詣には行かずじまいでした。

昨年元日は神社の建物も修復の為に解体され、仮の参拝所も設置され、お参りが出来る状態になり、我が家でも初詣に出かけました。しかし参拝者はまばらで、通常なら見られない境内の建物をゆっくり眺める事が出来ました。昨年は阿蘇地域の復興工事も随分進み、特にズタズタに引き裂かれていた農地の整備が終わり、今年からすべての農地で作付けが出来るようになりました。また現在不通になっている国道57号線の代替道のトンネル工事が昼夜兼行で行われ来年早々には開通の見通しになっています。

そんな状況を反映したのか、今年の初詣は沢山の参拝者で境内が埋め尽くされ震災前の賑わいでした。やはり初詣は賑やかが良いですね。お参りが少ないと神様も気合が入らなくて一人一人の願い事を真剣に聞いてくれないんじゃないかと不安でした。今年は沢山のお参りが有り、3年ぶりに神様も気合が入った事でしょう。私も願い事が届くように家内安全、豊年満作、健康で過ごせますようにと心を込めてお願いしました。

どんどや

1月6日、日曜日、山田小学校区の地区恒例の正月行事「どんどや」が沢山の住民が参加して盛大に行われました。会場は山田小学校の隣の田んぼ。午前中は小学生、住民一緒に体育館で餅つき。それと並行して田んぼでは大人がこの日の為に暮れから集めた竹をやぐらに組んで準備をしました。正午に子供たちによって点火されると火は北風に煽られ勢いを増し黒煙を上げて立ち昇って行きました。そばにいるだけで熱気が伝わってきます。この火にあたると健康に過ごせると言われています。竹の燃え盛る音、はじける音を聞きながら、さっきついたばかりの餅と、婦人会が準備した豚汁、おにぎりを各自座りやすい所に陣取って座り食べました。私の母校のこの小学校も全国各地の田舎の小学校と同様、児童の減少が続き、今年度限りで隣の小学校と統合され、この校区から小学校がなくなります。私の在学中は200人を超える児童がいましたが現在28人になっていると聞いて驚きました。この会場の中でも目立つのは大人ばかり、子供主体の行事なのに肝心の子供が少なくて目立たないのです。

小学校がなくなるのは仕方ない事ですが地域の中で子供がいないのは大問題ですね。特に田舎では農業が最大の産業なので農業が元気になることが地域再生、そして「子供が増える」に繋がるのだろうと思います。

「あそ有機農園だより」も本年中には300号を迎えられる所まで来ました。本年は全国の皆様に農業の実態をお伝えすることを主眼に構成して行きたいと思います。今年も宜しくお願いします。
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