農園だよりDiary

2021年1

2021.01.02
明けましておめでとうございます
旧年中はお世話になりました
本年も宜しくお願い申し上げます


 昨年は新型コロナに振り回された一年でした。僅か一年間で感染者が地球人口の1%、8千万人を超えたとされています。特にアメリカでは人口の5.9%、フランス、スペインは4%、イギリス3.5%の人が感染したのだそうです。中国では0.01%、韓国0.1%、日本では0.2%。比率は低いように見えますが、日本での感染者は22万人を超え、誰が感染してもおかしくない世の中になりました。

歳が明け 何か良い事ありそうな

 そんな世の中ですが新年を迎えると気持ちも新たになり、期待に満ちた真っ更のページがスタートするのが良いですね。暮には強い寒波が襲来。阿蘇でも雪が少し積もり、今年の正月は寒さとコロナで巣籠りと決めました。
昨年も、また今年も旅行は当分お預けでしょう。せめてお節料理でも美味しいものをと、娘が勤めている結婚式場運営会社が販売している「シェフが造ったフレンチ風お節料理」を求めました。まずはワインで乾杯。大晦日の夕食でも冷の日本酒を沢山飲んだのに、ワインはまた味が違って良いですね。料理も美味いし、毎年恒例の阿蘇神社への初詣は見合わせ、我が家の神棚にしっかりお参りしたので安心して飲めます。結局また日本酒を沢山飲みました。正月は良いですね。

 そんなほろ酔い気分ですが定期便の発送も、もう間近。一年の計として、この会報を書いています。
昨年はコロナの影響で色んな業種で明暗が分かれました。農業界でも花農家、高級牛肉農家では販売不振が続きましたが、弊社の様な基本的な食料生産者には影響はありませんでした。世の中でどんなことが起きても、食べると言う事に変わりはない。安定供給は使命だなということをあらためて確信しました。弊社ではお客様に対して安定供給と言う「安心」と共に無農薬、無化学肥料栽培と言う「安心」をお届けする事を信条としています。今、国内農家は減少し続け、さらに高齢化で地域の農地を守る農家はいなくなり、国ではスマート農業を推進。除草剤、農薬、化学肥料での人手のかからない農業を進めています。そんな中で田んぼに網を張り、鴨と一緒に草取りをする農家は希少種になりました。生産効率の世の中で、手間が掛かり規模拡大など望めない合鴨農法は正に時代遅れです。しかし最先端技術の農家にないものが私達にはあります。それは皆様方からの「信頼」です。この信頼は何物にも代えられない大きな宝です。弊社ではこの「信頼」を杖に一歩ずつ歩んでまいります。

 また国は「脱炭素社会」へ舵を切りました。最近の気象変動による災害は、年ごとに激しさを増しています。農業界においても温暖化により今まで栽培出来ていたものが作れなくなるという現象が起きています。と言いながらもCO2を排出しながら科学的に合成される農薬や肥料を沢山使っているという事は正に自殺行為です。図らずも弊社の取り組みは脱炭素、環境を守る事にも僅かですが貢献していました。

 熊本県では「熊本グリーン農業」事業として地下水や環境を大切にして生産された農産物を認証する取り組みを行っています。今回、弊社の活動がこの事業にマッチしているとして表彰されることになり、それに伴うキャンペーンに弊社も参加することになりました。要項を同封いたしますので皆様方のご応募、宜しくお願い致します。今年も更に皆様の信頼にお応えできるよう、努めてまいります。



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