農園だよりDiary

2026年1

明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願い申し上げます

2026.01.07
 皆様には輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
(写真:阿蘇大観峰からの初日の出)

 本年も皆様に安定して有機栽培のお米をお届けできますよう、社員一同努めてまいります。

 近年はお米をめぐる報道が連日賑わい、あまり見向きもされなかったお米が国民の耳目を集める対象になり米農家としましては複雑な思いでいます。お米は日本人の主食と言われ、いつもスーパーの陳列棚にあるのが当然の世の中でした。いつも当然のようにあるとありがたみがないのでしょうか、農家から安く仕入れスーパーの特売セールの商材になりました。唯一国内自給率100%のお米があるのに、日本向けに海外の農場でグリホサートを振りかけて根を殺し、乾燥させ収穫した小麦で作ったパンや麺を日本人は喜んで食べ、お米の消費が伸びないので日本の米農家は生産調整していました。ところが統計上あるはずだったお米が実際はないことが分かり、日本中が大騒動。今度は「お米を市場にジャブジャブ」などと発言する劇場型大臣が現れ、増産増産と呼びかけ、農業現場は主食米栽培拡大、好天に恵まれ大豊作。長年の安い価格に生産意欲を無くしていた現場の対応で高い価格を打ち出したJA、それを上回る価格を提示した集荷業者との攻防の中で農家の実感とは違う高価格で販売され、消費者から敬遠され倉庫に高く積みあがった在庫の山が報道されています。最近の農家の話題は今年の秋に収穫するお米の値段がいくらになるかです。いつもこの会報でお伝えしているように、生産の現場では高齢化が進み、あと5年で状況は急変します。先ずは今使っている色んな種類の農業機械の一つが古くなり、買い替えのタイミングが廃業のきっかけになります。そして団塊の世代と言われる人が現在現場の主役。その人たちが5年すると80歳を超えます。誰がその後を担うのか。これは日本中どこも同じ状況です。

 現場は厳しい状況ですが弊社では皆様のご理解を頂いて再生産が出来る価格でのお付き合いを頂き、社員一同感謝申し上げます。近年は気候変動など不確実性が高い世の中になり、農業も大変なのですが皆様の安心の食卓が当たり前であるよう社員一同精進致します。
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