皆さんこんにちは。
7月28日、10年前と同じ震度7の熊本地震が起きました。テレビの報道では沢山の建物が倒壊している様子。ガス爆発が起きたショッピングモール。煙突が倒壊した工場が映し出されていました。加えてこれまで経験したことがない人の命を奪うほどの暑さ、それ自体が災害なのにその中で大地震に見舞われた方々に対して心よりお見舞い申し上げます。
10年前の熊本地震では阿蘇地方も大変な被害がありました。しかし発生が4月中旬だったので気候も年間の中で一番過ごしやすい時期、農作業もこれからという時だったので割と家の事に集中して対処ができたように思います。しかし今回の地震は異常な暑さの中、我が身を守るのが精一杯なのに電気、水道が止まり大変なご苦労をされていると思います。また農家の方々には我が身最優先な気持ちはあっても農作物に対する思いはみんな同じです。報道では一直線だった田んぼの用水路が水平方向にずれてしまった所。地域の基幹水路が壊れた所。収穫間近の梨が8割落下した所。これから畑に植え付けるトマトやイチゴの苗にかける水がなく、枯らしてしまった農家。地震はその一時ですがそれまで多くの時間をかけて育てた梨。これから植え付けて収穫を期待しながら育てた苗。国内最大のトマト産地のトマトを育てる水を送る壊れた用水路。そして国内を代表する農業地帯の作物を育てるインフラ。これまでの時間とこれからの時間を担う大切なものも奪いました。農家は我が家の復旧と同時に農作物の世話、農地とインフラの復旧にも取り組まなければなりません。復旧には大変な時間と労力を要すると思いますが無理をされず、我が身優先でお願いします。
先月7月8日付けの農園だよりで梅雨らしい日が続いていますと書いたのですが発行日の7月8日に熊本県地域は梅雨が明けました。それからほぼひと月、夕立もなく毎日晴れ。異常な高温続きです。田んぼの草取りも晴天の下、毎日毎日やりました。しかし稲の穂が出る前、穂孕季(ほばらみき)には茎を刺激するといけないので7月20日には降参。全部の圃場を踏破することはできませんでした。7月末には穂が出始め早朝、穂が出た部分から籾殻が開いて開花、受粉が行われ、これから出そろう時期です。受粉が済むと稲の葉や茎に蓄えられていた光合成の生産物が一気に籾に流れていきます。夏の太陽エネルギーがたくさん降り注ぐこの時期は稲の生育の最も盛んな時期ですが、前述の通り夕立もないので田んぼの水管理が大変です。少ない水を平等に分配するために用水路を挟んで右側と左側の田んぼを偶数日と奇数日に分けて流しています。被災地の農家の事を思うと少々の水不足は我慢しなければなりません。穂が出そろい全ての籾が開花する頃になると雑草のヒエも穂が出てきます。そのままにしておくとヒエも実を結び種になって来年の厄介者になるので手で取らなければなりません。7月20日に降参した田んぼから中に入り、再トライです。ヒエは単一品種ではないので穂が出るのがまちまちです。多い田んぼは何度も入ります。
毎日、作業着が汗びっしょりの暑さ。農家は体力勝負。夏バテなどしている暇はありません。水分、塩分、カロリー。分かっていても食欲は落ちるものです。最近は野菜が良くなりました。この時期はトマト、キューリが良いですね。我が家の有機栽培菜園の野菜をモリモリ食べます。特にトマトは出荷できない完熟品なので甘くて美味しいくてビールのアテにもしています。一日三食、朝食は玄米ご飯梅干し味噌汁納豆牛乳、毎食野菜モリモリ、ビール、アルコール大好き。どこも悪いところなし。薬は何も飲まず。
農家は体が資本。夜は窓を開けて田んぼからの夜風を入れ、快食快眠。朝は5時起き、田んぼの水回り。
涼しいうちに仕事を済ませて体力温存です。