農園だよりDiary

2009年3

2009.03.14
 皆様には大変お世話になっております。

 阿蘇では2月の下旬から悪天候続きで困っています。このひと月のうち晴れの日が何日あったでしょう。連日曇りか雨の日で、田んぼは水がたまっていますので外の仕事はできません。我家では冬の期間、11月から5月までイチゴの出荷をしていますので仕事は毎日ありますので問題はないのですが、この時期にこの気候を考えるとただ事ではない状況を感じます。しかしイチゴ栽培の視点で見ると暖かい冬と言う事で暖房経費が少なくて助かっています。今期、我家では暖房に使う重油が値上がりしましたのでハウスを3重にしました。お陰で保温性が高まりプラス暖冬で重油をほとんど燃やさなくてイチゴが実っています。また温度の変化が少ないので生育速度が高まり期待以上の結果が出ています。これまで比較的重油は安く手に入りましたので省エネと言う観念が余りありませんでしたが経費が高くなるとその分智恵を働かせなくてはなりません。まだまだ智恵を働かせる場面があるのではないかと思います。イチゴの収穫はまだまだ続きます。連日夜明けと共に収穫を始めます。温度が上がると実が柔らかくなりますので朝が勝負です。真っ赤に熟して細胞一つ一つがはち切れるようにパンパンに充実した実を収穫するときなんとも言えない喜びを感じます。また作業をしながらたまには味見をします。自分で食べてみないと味が良いか分らないからです。ちぎりたてを食べられるのは生産者の特権でしょう。

 我家のオス猫のミーちゃんが大きくなりました。最近は連日夜遊びが盛んです。近所には何匹か猫がいますが、オス猫は縄張り争いや、メス猫をめぐっての争いで大変なようです。夜になると外出し朝、体中に生傷を作って帰ってきます。昼間は昨夜の疲れからかコタツの中で眠っています。その疲れようを見ると夜遊びと言う簡単なものではなくて夜の仕事、パトロールと言ったほうが適切なのかもしれません。人間の社会も対人関係や家族を養っていかなければならない使命感など大変です。ミーちゃんの気持ちが分かるような気がします。そんなミーちゃんを家内は猫かわいがりします。今度娘が大学進学の為に家を離れることになりました。これからはミーちゃんはもっと可愛がってもらえることでしょう。
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