農園だよりDiary

2012年6

2012.06.05
 皆さん こんにちわ。

 今年の梅雨は今のところ空梅雨傾向で大雨もなくて助かります。我家では5月22日、23日に田植えを行い、今のところ順調に稲も生育しています。田植えの前に、苗が順調に育つように「代掻き」をします。田んぼを耕した後に水をためてトラクターで土がトロトロになるように掻き混ぜます。草やわら屑も一緒に土に混ぜ込んでいきますが、土の中で分解されてミジンコの餌になります。田んぼの中の全ての物が土の中に埋め込まれて 新たな状態になります。写真は代掻きのトラクターから撮った阿蘇山の風景です。

 今年も可愛い合鴨がやって来ました。

 田植えの最中の23日、大阪の孵化場から段ボール箱に入れられて宅配便で合鴨の雛がやって来ました。生まれたばかりの雛は何も食べずに我家にやって来ましたので、すぐに梱包を解いて箱から出してやりました。雛達はさっそく水場に飛び込んでしばらくの間水遊びをしていましたが水から上がって毛づくろいをした後、団子状態になって眠りました。水鳥は生まれてすぐに水に入ると油線が発達して水に対して強くなるそうですので我家では水のみ場という感覚ではなく、雛が全身濡れるように大きく水場を作っています。雛達の様子を見ているとみんな一生懸命で愛らしくて時間の経つのも忘れてしまいます。


 合鴨の進水式

 23日にやって来た雛たちは6月3日、田んぼに放されました。段ボール箱に入ってあんなに小さかった雛は10日の間に倍くらいに育ってこれからは夜も、雨の日も屋外で過ごします。カラスや犬や狐など、外敵が沢山ですが頑張って田んぼの中を泳ぎまわって草を倒し、虫を食べて元気に活躍してくれることを願っています。これからは人間の力ではどうしようもありませんので祈るような気持ちで放してやりました。
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