皆さん今日は。 7月28日。阿蘇神社で「御田祭」(おんだまつり)が行われました。
阿蘇神社に祀られている阿蘇大明神のご神体を乗せた四基の神輿が神社の周りの田んぼを巡行して豊作を祈願する阿蘇神社最大の祭りです。祭りの行列は猿田彦、神様の食事を運ぶ宇奈利、獅子頭とその連れ、馬で行く早乙女、大太鼓、田植え人形、牛頭、獅子、そしてその後に四基の神輿が続き、総勢はよく分かりませんが二百人くらいではないかと思います。巡行は阿蘇神社に古くから伝わる歌を歌いながら進みますが神社の起源が神代の昔に遡る歴史の古い神社なので平安時代の言葉と節回しで歌われ現代人には難解です。祭り自体、今風の派手さは有りませんが農耕が全てであった古い時代の時間感覚に基づいて進みますので逆に目新しいのか沢山のカメラマンが押し寄せます。特に白装束を身にまとった宇奈利とひょうきんな動きの獅子頭の連れは人気が高いようです。子供のころはお小遣いを貰って昼から神社に行って巡行などそっちのけで露店巡りが楽しみでしたが大人になってからも仕事を済ませ夕方、行列も終った時刻に家族揃ってお参りし露店を一巡りしています。境内では神楽が奉納されています。


子供の頃には全く興味が有りませんでしたが神代の時代、阿蘇神社の元祖「健盤龍命」(たていわたつのみこと)の国つくりの物語を題材にした神楽が面白くて見物をするのが楽しみです。この神楽も古くから阿蘇の波野地区に伝わるものを地元の農家の人達が伝承し、神社の祭りで奉納して今に続いているものです。阿蘇地域は古くから農耕によって成り立ってきた所なので祭りも農耕民族らしい「おくゆかしさ」「素朴さ」が感じられます。


お天道さんは何処へ行ったのかな
 今年の梅雨は大雨もなく時々には晴れ間もあり、梅雨明けも割とサッパリしたもので作物にとっては有り難い事でした。梅雨明け後は真夏の日照で今年は豊作間違いなしと思っていたら「御田まつり」の翌日から台風12号の影響で曇天、雨天になり12号が被害もなく通過。やれやれと思っていたら11号が北上して、さっさと行けばいいものをのろのろと北上して2週間連続晴れ間なしの異常事態になってしまいました。作物は日光を受けて成長する物なのに肝心の御天道さんが顔をのぞかせてくれないので困ってしまいました。


稲にとっては穂が体内で作られ出穂、受粉して米が出来る一番大切な時期になります。農家努力はまだ以前の草取りの時期まで、これから先はお天気しだいと言うときに曇雨天ですのでお手上げです。
今日(8月11日)は日照が有りましたので一気に穂が出て受粉しました。我が家は田植えを遅くしていますのでこれからが出穂本番です。これから晴れ間が続くことを祈っているところです。勿論これからも水管理、畔周りの草切など重要な作業は沢山ありますので日々怠らずに少しでも良い米が沢山の収穫できますように頑張っていきます。

 写真  文  山本誠也