皆さん今日は。五月は全国的に暑い日が続いて各地で暑さの記録が更新されたようですね。阿蘇でも連日晴天に恵まれ、この時期水田裏作として栽培されている牛の牧草の刈取が大型トラクターで行われ、順調にはかどって良質の牧草が収穫されたようでした。我が家の田んぼの作業も田植え前の代掻き作業、田植えと好天に恵まれ計画より早く終える事ができました。

上の写真は田植え後10日の田んぼの様子です。風のない早朝、田んぼに張られた水が鏡になって阿蘇山を映し出します。清々しい朝のひと時です。昨年から噴火を始めた火山活動は5月初旬の噴火以来火山灰の噴出も止まり、静かな状態が続いています。このまま活動が収束してこの写真のような静かな阿蘇山に戻ってくれることを祈っています。

前述しましたように天候に恵まれ、急ピッチで田植えの準備をして5月21、22日に田植えを行いました。

田植えの作業は機械で1時間に3反(900坪)のペースで植え付けます。昔は人の手で植えていましたので田植えは家族総出、一家の一大事業だった事からすると便利な世の中になったものです。田植えを済ませて田んぼに水を張ると稲はスクスク育ち新しい葉を展開し始めます。それと一緒に雑草も芽を出しスクスク育ってきます。雑草が育つと大変ですので田植えが済んで一安心する間もなく周りに網を張り、害獣防止の電線をめぐらして合鴨の雛を放してやります。

このヒナは5月20日に大阪から届いたもので10日間、我が家の納屋で育てたものです。我が家に着いたらすぐ水に慣らしてありますので小さいですが野生の雛のように逞しさも持っています。田んぼに放すと上がり場の前の水に浸かって泥まみれになり餌のミジンコを捕っています。しばらくすると水から上がり毛繕いを始めます。すると羽毛がフカフカになり、もうこれで大丈夫。雛を放した翌日は大雨と強風で心配しましたが写真の小屋の中に集まって温め合い、寒さを凌いでいました。

翌朝行ってみると田んぼ中を元気に泳ぎ回っていました。すごい生命力です。天気の良い日は日向ぼっこをしながらくつろいでお休み中のようです。田んぼの中に入ってみると鴨たちの足跡が無数にありました。

鴨は逞しくなりましたが稲はまだまだひ弱です。雑草は発芽したばかりですから稲よりまだひ弱で鴨の足に踏み倒されています。稲は倒されずに雑草だけが倒されるように水の深さを調整するのがこの時期農家にとって大変なところです。
 今年も皆様に良い米が届けられますように細心の心配りをしながら作業をしてまいります。     

写真 文 山本誠也