今月14日に熊本県を襲った地震から2週間が経ちました。今回の地震では全国の皆様に大変なご心配をお掛け致しております。最大震度7を記録した益城町、西原村から私の住む阿蘇市は30㎞ほど離れていますので震源地ほどの被害状況ではありませんが私の住む阿蘇の状況をご報告させて頂きます。
 14日の前震、震度7は相当揺れましたが停電もなくテレビのニュースを第三者の目線で見ていました。地震は収束に向かっていると思いながら。そして迎えた16日未明の本震は大変な揺れでした。熊本のシンボル「熊本城」阿蘇のシンボル「阿蘇神社」どちらもその土地を治めた権力者が天変地異が起きても最も安全と考えて築いた場所ですが今回の地震で大きな被害を受けました。写真は国の重要文化財指定の阿蘇神社です。

 阿蘇山、それを囲む外輪山の山肌は至る所山崩れが起きて雨が降るたびに避難勧告が出され裾野の集落の多くの住民が避難所生活を余儀なくされています。地震が終息しても梅雨時や台風の大雨での土砂崩れが心配されます。

 私達農家にとって大切な農地、施設も重大な被害を受けました。これまで地中深く眠っていた幾筋もの断層が今回姿を現し至る所陥没、ひび割れが走り、激しい所は2m近く段差が出来た所もあります。用水路も陥没に伴って沈下したり、コンクリートが割れたりしています。農家の大切な農業機械が納められた納屋も倒壊したところが沢山あり今年の作付が不可能な農地は相当な面積です。(6枚写真、あそ有機農園 関連農家被害状況)






 まだまだ余震が日に何度となく有りますが例年なら田植えの準備の真っ盛りの時期です。農家は作物を育ててこそ農家。すでに土地改良区の各工区で被害状況把握をし、復旧出来るところは復旧し少しでも作付出来るよう始動しています。皆様方には大変ご心配をお掛けしますが私たちは元気でいますのでご安心ください。また沢山のお見舞い、励ましのお言葉を頂きまして心より御礼申し上げます。有難うございます。

写真 文 山本誠也