皆さん今日は。熊本地震発生から一か月半になりました。余震の回数も少なくなって、もうそろそろ収束かなと思っていると今日(6月6日)も地鳴りと共に揺れが有りました。収束までにはまだ時間が必要なようです。
わが家は震源から離れていましたので被害は割と少なくて済みましたが、同じ阿蘇谷の中でも震源に近い西部地区では家屋倒壊、農地の陥没、地割れが激しくて今年の米の作付けが出来ない農地が沢山あります。活断層のずれで1m位地面がずれているそうです。綺麗に圃場整備された農地だったのですが、もう一度大規模な圃場整備が必要なようです。

上の写真は今年の我が家の田んぼに映った「逆さ涅槃像」です。私の地区の田んぼもコンクリートの畔や用水路が、多くの箇所で壊れました。頑丈なコンクリートが無残に砕かれているのですから驚きです。農家は作物を育ててこそ農家ですからその点では地域のみんな気持ちは一つです。さっそく農家総出で修復作業をして何とか水を流すことができました。

また田んぼも陥没があり田面が波打っていて田植えまでの準備が大変でした。一時期は混乱の中、何もかもがストップして田植えが出来るかも分からない状況でしたが、この風景を見る事が出来てほっとしています。6月2日には例年通り鴨の雛も入れる事ができました。今年も皆様に喜んで頂けるよう米つくりに頑張ることが出来ます。


  写真は国土交通省が出した50万年後の九州の姿を予測した地図です。

数年前この地図を目にしました。明日の事も分からないこの身、人類が誕生して1万年、50万年後と言うと自分とは全く関係のない世界の出来事の様です。地球の動きは極めてゆっくりで人間が認識できない変化の積み重ねがこの地図になるのかなと思っていました。しかし今回の地震で阿蘇山は30cm低くなりました。阿蘇谷の農地も2m位陥没した所もあります。この地図では阿蘇の大観峰はなくなり我が家は波打ち際に有ります。もし子孫がいたら農家ではなくて漁師をしているかもしれません。この地図は絵空事と思っていたのが改めて見ると50万年後ではなくて、もっと近い未来予測図に見えてきました。そして人類が地球の表面に生息する儚い生き物に思えてきました。

          写真 文 山本誠也